探索日:2008年2月17日

尾道一里塚の史跡はないという情報のもと探索しましたが,情報どおり発見することはできませんでした。

しかし,なんと「旧所名 一里塚」と看板にかかれている,刀剣・刃物屋を発見しました。

お店の方に話を聞いた所,「一里塚はこの辺にあり,昔は石碑があったらしい。」と教えて頂きました。

道を挟んで斜め向こう側のうどん屋さんの角に,石碑の残骸のようなものがあるのですが,もしかしたらこれなんでしょうか?石碑の復活を期待します。

場所

中国行程記

萩博物館所蔵  「近世芸備の山陽道」 発行者:広島県立歴史博物館 から引用

「中国行程記」には,「廣嶋札場ヨリ十九里 備後高須ヨリ一里」と記されています。

芸藩通史

国立公文書館所蔵

紙本著色尾道絵屏風(尾道市重要文化財)

浄土寺所蔵

「芸藩通史」「紙本著色尾道絵屏風(尾道市重要文化財)」にも一里塚は描かれています。

2021年2月の様子

追記

この刀剣・刃物屋から北に位置する,JR山陽本線の線路下の通路は「一里塚地下道」と表記されています。

近隣の史跡

小川町 旧本陣

場所

この写真にある小路を小川小路(おがわしょうじ)と呼び,本陣をつとめた豪商小川氏(笠岡屋)の邸宅があったところで,店舗は海岸までのびていたそうです。

本陣跡は特定できませんが,この辺には蔵のなごりと思われる古い石が使われている所が多くあります。

芸備地域(広島県)の西国街道宿場

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